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サンライズ出雲、シングル1階に乗ってみた!

ishiiemi728@gmail.com

こんにちは、40代国内旅を発信するkoromiです!

今回は、日本で唯一定期運行されている寝台列車「サンライズ出雲」に乗車します。

『一晩で950km以上を駆け抜け、東京から出雲へ。』

決して豪華列車ではなく、シンプルな車両を個室に区切っただけの空間になぜ予約が殺到するのでしょうか。それは、この列車が提供する、一人旅の特別なロマンにあります。

サンライズ出雲で行く出雲旅――その魅力をぜひ感じてみてください。

9:15 東京駅ホームへ到着

今回は、9:50東京発、B寝台シングルに乗車予定です。(2歳娘と一緒です)

大体、9:25ごろに入線してくるようなので、9:15ごろにホームへ上がり待機しています。

カメラを持った鉄道ファンに迎えられ、9:27サンライズ出雲が入線してきます。

サンライズ出雲入線

鉄道ファンの熱気がものすごく感じられる瞬間です!

21:30 サンライズ出雲乗車

いよいよ乗車です!

興奮冷めやらぬ中、乗車後にすぐに実施しなければならないことがあります。

それは「シャワーカードの取得」。

一応取れなかった時のために、自宅でシャワーは浴びてくるのですが、せっかくならシャワー室使ってみたいではないですか。

このシャワーカードなのですが、数量限定のため乗車後、すぐに取得しないと売り切れます。部屋に荷物を置く前に、シャワーカードのある10号車へ。

サンライズ出雲シャワーカードを入手

無事ゲットしました!

それでは部屋へ向かいましょう!

今回は、2階建ての1階に位置するシングルを予約しています

階段を降りてまず一階へ。

サンライズ出雲 2階建車両

階段を降りると、通路の左右にシングルのお部屋が配置されています。

サンライズ出雲シングル1階

こちらがシングル1階のお部屋です!

ほぼ、ベットだけの空間ですね〜。
お部屋というか、秘密基地に近い感じです。

サンライズ出雲、シングル1階からの眺め

窓からの眺めも普段見ないアングルからの景色なので、とても新鮮です(笑)
1階は、停車中、カーテンを閉めておかないとホームから丸見えになってしまうのが難点ですね。2階であればおそらくカーテンを開けたままでも視線は気にならないでしょう。

入口のスペースはこんな感じです。

サンライズ出雲シングル入口付近

ちなみに平均的な身長であれば、入口で立つことができるくらいの天井高はあります。

コントロールパネルで部屋の温度や明るさを調整できます。

アラームとイヤホンジャックがついています。イヤホンジャックは、昔、NHKFMが聴けたらしいのですが今は廃止になったらしく使い道はないでしょう。

アメニティ類も見てみましょう。

  • 使い捨てのコップ
  • 寝具
  • 掛け布団
  • 枕(硬め)

などがついていました!

布団は、柔らかめの薄手の布団です。(のびのびシートよりはちゃんとしたもの)

枕はビーズ枕っぽい固めのものがついています。

21:50 出発

金曜の夜、疲れたサラリーマンたちがたむろする東京駅を背に、サンライズ出雲がいよいよ出発します!

さて、出発後、やってみたいことがありました。

電気を消灯して東京駅の夜景を見よう!

サンライズ出雲シングルから見た東京の夜景

こんな感じで、ゴージャスな東京駅の姿を見ることができます。(写真だと霞んで見えますが実際はもっと綺麗です)

座席の種類について

さて、サンライズ出雲の座席について、触れておきます。

A寝台、B寝台とは?

まず、座席は大きくA寝台とB寝台の2つにカテゴライズされています。

A寝台は1タイプの座席のみ!

A寝台は以下の座席のみが該当し、設備面で非常に優遇されています。

  • シングルデラックス」(6部屋)

この席には、専用のシャワーカードがついており、さらにデスクや洗面台が部屋に完備されています。

専用のシャワールームも利用可能で、快適なプライベート空間を堪能できます。

残念ながら泊まったことがありませんので、部屋の状況はお伝えできません。。

B寝台は5タイプの座席が該当

一方、B寝台は上記以外の5種類の座席が該当します。

  • シングル(80席)
  • のびのびシート(28席)
  • ソロ(20席)
  • シングルツイン(8部屋)
  • サンライズツイン(4部屋)
シングル

まず、シングルについてですが、2階建車両の1階、2階、平家部分に配置されています。

それぞれのタイプに特徴があり、平家部分は広いけど走行音が響きやすく、2階は眺めが良いですが、揺れが大きいようです。

シングルのどのタイプを選ぶのかは好みによるみたいです。

のびのび座席

のびのび座席は唯一のオープンタイプの座席で、頭の部分のみ壁で区切られています。

サンライズ出雲のびのびシート

寝具は薄いタオルケットのようなものがついているだけで、カジュアルに利用できるのが特徴です。

ソロ

ソロはシングル同様一人個室ですが、モーターを積んだ車両であるため、天井高も幅もシングルより狭く、やや圧迫感のある設計になっています。

こちらは上階のソロのお部屋です。

サンライズ出雲ソロの階上

下階のソロはこちら。

サンライズ出雲ソロの階下

ソロはシングルのように、車両自体が上階・下階に分かれているわけでなく、左右の空間の中で分かれているだけなので、階段の出っ張りが出てきでしまいます。

シングルツイン

シングルツインは、上下2段ベットのような形式で利用できる部屋で、上のベットを畳んで一人で広く利用することも可能です。

二人で乗車する際は、下のベットの真ん中のマットを外して、向かい合わせの座席にして談笑することができるみたいで、狭い中でも色々工夫が施されています。

サンライズ出雲 サンライズツイン
サンライズツイン

サンライズ出雲の中で最も人気のある部屋が、「サンライズツイン」です

この部屋は、ベットが横に二つ並んでいて、子連れや家族、友人同士の利用に非常に適しています。ただし、4部屋しかないので、予約は最難関です!

残念ながらこちらも泊まったことがありませんので、部屋の様子は伝えられません。。

A寝台のサンライズデラックスと同じ車両にあり、1階がサンライズツインになっています(2階がサンライズデラックス)。

サンライズツインの入口とサンライズデラックスの入口。

シングル詳細、ソロとの違いは??

シングルのベット幅なのですが、目測で、大体70センチくらいでしょうか。

ベット脇に荷物を置けるような隙間があるのですが、ここに衣類などを詰めると少しベットが広めに使えたりします。

この隙間は、シングルにあってソロにはない空間です

加えてソロとの違いは、天井高

シングルは、前述の通り平均的な身長であれば大人でも余裕で立つことができます。

ソロは立てませんので全ての動作を座ってすることになります。

サンライズ出雲 シングルとソロの違い

他にもソロは2階に上がるための階段が室内にせりだしていて圧迫感があるなど、違いはあるのでしょうが、空間的な違いで言うとこの2点が大きいのかなと思います。

サンライズ出雲とサンライズ瀬戸

サンライズ出雲は岡山駅まで、サンライズ瀬戸と連結して走行します。

東京発の場合、前方7両が瀬戸号、後方7両が出雲号になります。

サンライズ全体としては、前述した座席の2倍の座席が設置されているということになります。

車内設備を見に行こう

通常の列車のトイレより広めのトイレが設置されています。

多機能トイレもあり、おむつ替えもできるようになっています。(あまり使う人いなさそうですが)

サンライズ出雲 トイレ

自販機は一応ありますが、種類がかなり限定されています。好みのドリンクを持ち込んだ方が快適な旅になるでしょう。

サンライズ出雲自動販売機

シャワールームは、空いていればいつでも利用可能です。

シャワールームの脱衣所と洗い場です。

カードを差し込むと6分の時間制限の表示が出てきます。

効率よく洗わないとあっという間に終わってしまうので、洗う順番を考えて臨みましょう。

シャンプー、ボディソープは置いてあります。

ちなみに前の人が使ったままの状態で洗うの?と思うかもしれませんが、大丈夫です。

洗浄ボタンがついており、利用後にシャワールームが洗浄することになっているので、ある程度の清潔性は保たれるでしょう。

23:20 熱海駅到着

突然の雨。。

サンライズ出雲 熱海駅到着

セキュリティ事情

お部屋へ戻ります。

個室は、4けたの数字を登録することによって、施錠ができるようになっており、安心です。

持参したもの

持ち込んだものの一部です。子供のものが多いですが。

  • ドリンク多数
  • 朝ごはん
  • お菓子
  • 歯ブラシ
  • 携帯用の加湿器(冬に乗車する場合)

前述の通り、自販機の飲み物の種類が少ないので、好みの飲み物を凍らせて持参しました。

あと、冬場は室内がかなり乾燥します。加湿器を持参することをお勧めします。(なければ、湿ったタオルを部屋に干しておくか)

シングルの価格は?

シングルの価格は、トータルで23210円でした!

明け方〜朝の過ごし方

マニアックな過ごし方かもしれませんが、営業時間外の駅を見たくて、アラームセットしました。

こちらは4時に京都駅を通過した様子。

4時半、大阪駅に停車しました。

停車はしましたが、扉は開きません。運転手の交代でしょうか??

そうこうしているうちに夜が明けてきました。

5時、目の前には瀬戸内が見えます。

サンライズ出雲から見る瀬戸内海

日が短い冬のシーズンは、瀬戸内を眺めるのは難しいでしょう。季節ごとに車窓の景色が変わるのも面白いです。

ちなみに、座席の位置によって、 瀬戸内側、宍道湖側に景色が分かれます

東京発の場合、向かって左側の座席が瀬戸内を眺望できる座席になります。右側が宍道湖を望める景色になります。

今回は、宍道湖をお部屋から見ることができないので、朝食の際に、共有スペースに移動しようと思います。

山陰の田園風景が広がります。

サンライズ出雲から見る田園風景

岡山に到着

サンライズ出雲号とサンライズ瀬戸号は、岡山駅前連結して運行されます。

岡山駅での切り離し作業の後、サンライズ出雲号は出雲市駅へ、瀬戸号は高松駅に向かいます。

この切り離し作業は、とっても珍しい光景で、多くの人が興味深そうに見守っています。

はやぶさとこまちは人が介在しませんが、サンライズの場合は、作業員の方の切り離し作業が行われます。

サンライズ出雲・瀬戸の切り離し

無事に切り離されました!

サンライズ出雲・瀬戸の切り離し

瀬戸号が先に発車します。行ってらっしゃい〜!

サンライズ出雲・瀬戸の切り離し

この後、乗り遅れないように注意しましょう。

朝食を食べに共用スペースへ

こちらの共用スペースでご飯を食べました。

山陰地方の美しい景色や宍道湖を眺めながら、朝食です。

サンライズ出雲共用スペース

この時間は、晴れていると風光明媚な景色が続きます。

サンライズ出雲からの宍道湖

特に宍道湖の景色は心に残ります。

10時 出雲市駅到着

12時間の旅が終わりました。

出雲市駅のサンライズ出雲

夜の静けさの中で心地良く揺られ、朝を迎えた時には、窓から広がる美しい風景。

個室で移動しながら旅を楽しめる特別な時間が、一人旅を愛する旅行者に支持されているのがわかります。

ちなみに、一晩乗ってみた感想ですが、腰が痛いとかもありませんでした。事前に飲食の確保ができていれば、かなり快適な旅と言えます。

予約は大変ですが、また別の席でも乗車したいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ABOUT ME
Koromi
Koromi
YouTuber / 2児の母
家族で国内旅行を楽しむ主婦。
17年の会社員→国内旅行のブログ、Youtube発信。
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